お誕生日が近づくと彼が長年メンバーになっている倶楽部からディナー券がプレゼントされます。
お誕生日には少し早いのですが、3月は出張やゴルフや旅行とすでに予定が埋まっていますので昨日出かけてまいりました。
イタリアン、和食、鉄板焼きと、いくつかのレストランから行きたいお店を選べるのですが、今年は
一昨年出かけたお店と同じお店を彼が選びました。
ちょっと不便なところにあるのですが、タワービルの42階にあるその和食のお店からは、個室から夜景を楽しみながら食事をいただくことができます。
個室によって風景が異なるのですが、昨日はレインボーブリッジやお台場の観覧車が見える側でした。
いただいた献立は・・・
お造り 赤貝、生タコ、菜の花おひたし、海苔の寒天寄せ、ウド
山葵醤油/酢味噌添え
椀 葉玉ねぎのすりながし
蒸しもの 甘鯛の蕪蒸し
揚げもの ふきのとう、こごみ、たらの芽、筍
焼きもの 沖縄もとぶ牛 牛蒡&行者大蒜巻き 黄身ソース添え
飯 石釜炊き 山形のゆめごこち
漬物、ちりめんじゃこ、赤だし
甘み ショコラ羊羹、苺のピニャコラーダソースかけ、白玉とパイの黒蜜かけ
焼き物に肉を使って最後にもってくるなど、懐石料理というよりは、和食を洋食風にアレンジしたコースだてです。
全体的に角がとれたやさしい味付けで、また料理長が変わったのかもしれません。
なにより印象的だったのは、石釜で炊きたてを出していただいたご飯のおいしさ。
漬物のいぶりがっこもおいしかったし、ちりめんじゃこの炊いたのも大好きなのですが、ご飯だけまずいただきたくなるほどに白米の味がしっかりとしていて美味でした。
いつも思うのですが和食の妙は、視覚的な洗練と味覚的な奥行きにあります。
その妙を楽しむために、自分自身の美意識も舌も敏感かつ繊細さを保つ努力を続けることが肝要です。